1.「ベストスマイル2017」受賞作品を発表
11月8日 日本歯科医師会 |
11月8日に「『いい歯で、いい顔』を日本中に。」をキャッチフレーズに展開しているベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2017の「スマイルフォトコンテスト」審査結果を発表し表彰した。
結果は応募総数5.534点から7点の入賞作品を選出し、そのうち1点「えりの海岸物語」中馬哲弥作をグランプリとして選出した。今年度より会員等からの応募を対象として新設した「デンタルスマイル部門」は「楽しいブラッシング指導」齋藤誠一郎(東京都)作が入賞した。
「最も笑顔が輝いた著名人」部門では女性の部では女優の米倉涼子さん、男性の部では俳優の草刈正雄さんが選出された。
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2.診療報酬改定資料 「本体部分」微増へ 全体はマイナス
11月8日 毎日新聞 |
2018年度の診療報酬改定の基礎資料となる医療経済実態調査が8日の中央社会保険医療協議会で報告された。政府は社会保障費を抑制する方針で、診療報酬全体としてはマイナス改定とし財源を捻出する。ただし一般病院の利益率がマイナス4.2%と過去3番目に低く、医師の収入に直結する「本体部分」は小幅ながら引き上げる見通しだ。
来年度の予算編成では、高齢化の伸びなどに伴う社会保障費の自然増が6300億円と見込まれ、うち1300億円を診療報酬改定などで削減する必要がある。診療報酬は、薬や医療材料などの価格「薬価」と医師の技術料など「本体部分」で構成される。来年度の改定では、薬価を大幅に引き下げ、全体をマイナス改定とするのは既定路線で、本体部分が焦点となっている。
日本医師会や自民党厚生労働族議員から「病院経営は苦しい。本体のプラス改定を死守すべきだ」との声もあり、本体部分はプラスを維持する方向だ。2年前の前回は、本体部分を0.49%引き上げたが、これを上回るのは難しいとみられる。
調査は2年に1度実施。赤字体質の国公立を除いた民間病院だけだと0.1%の黒字。病院以外の利益率は一般診療所が13.8%、歯科診療所が21.6%、薬局が7.8%の黒字を確保した。
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3. 秋の叙勲・褒章受章者 発表される
11月2・3日 内閣府 |
平成29年秋の叙勲・褒章の受章者が11月2・3日発表された。歯科関係者では叙勲受章者が52名、褒章受章者が2名であった。校友会会員は次のとおり。
[厚生労働省] |
旭日双光章 |
石田 益雄(54)
須田 豊美(55)
坂井 浩(55)
袴田 良彦(56) |
秋田県
群馬県
岐阜県
静岡県 |
[文部科学省] |
瑞宝中綬章 |
片桐 正隆(51)
川崎 孝一(51)
小口 春久(特) |
本部取扱
本部取扱
本部取扱 |
瑞宝双光章 |
安藤 弘道(50)
服部 英治(51)
大﨑 良忠(53)
安達 昭(59) |
宮城県
福井県
埼玉県
富山県 |
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4.健康保険証の番号、一人ひとりに 健康情報を一元管理
11月3日 朝日新聞デジタル |
厚生労働省は、健康保険証の番号を国民一人ひとりに割り当てた上で、健康診断の結果などを本人が継続して見られるシステムをつくる方針を決めた。健康への意識を高めてもらい、医療費抑制につなげたい考えだ。新しい番号の保険証は2019年度以降、順次発行していく予定だ。
現在、健康保険証の被保険者番号は親子や片方が被扶養者の夫婦など世帯ごとに同じだ。また、氏名や被保険者番号、健診や受診履歴は健康保険組合や国民健康保険組合などの保険者ごとに管理している。転職や引っ越しで加入する保険者が変わった場合、加入者の同意がないと健診や受診履歴は引き継がれない。またこれらの保存期間は最低5年間となっている。また、加入する保険者が変わったのに、以前の保険証で医療機関を受診する人がいるなどし、診療報酬の誤請求も発生。その事務手続きだけで年間約80億円がかかっていた。
厚労省は番号を一人ひとりに割り当てた上で、診療報酬の審査業務を担う「社会保険診療報酬支払基金」と「国民健康保険中央会」に健診情報などを一元管理させ、本人がネットなどで見られるシステムを整備する。こうした情報をビッグデータとして解析し、創薬や新しい治療法の開発につなげたい考えだ。新たな番号は16桁ほどで、加入する保険者が変わると番号も変わる。 |