11月12日（土）長野県松本市のホテル ブエナビスタで平成28年日本歯科大学信越地区歯学研修会が開催され、約80名の会員が参加した。会は平林正明 長野県校友会専務理事の司会で進行され、小松正隆 副会長の開会の辞、校歌斉唱の後、中嶌哲 会長の挨拶があった。続いて来賓の中原泉 理事長・学長 校友会会頭と近藤勝洪 校友会会長より挨拶があり、会長からは110周年記念全国校友大会の報告と謝辞があった。そして勝海一郎 歯学会会長と田中良彦 常務理事と片山修 副会長が挨拶をした。
　今回の歯学研修会はテーマが「再生歯学の現状と未来を考える」で、志賀博 歯学会副会長と長野県中信支部の窪田裕一先生が座長を務めた。学長講演「日本歯科大学は、今」では大学の現状を述べられ、終了後の休憩時間には110周年記念全国校友大会の動画「中原式咬合器の開発」が上映された。次の講演「バイオ再生医療と歯髄細胞バンク」は中原 貴発生・再生医科学講座教授より特定認定再生医療等委員会の設置や細胞培養加工施設（CPF）の建設についても説明があった。そして終了後に動画「110年のあゆみ」が上映された。最後に講演「エビデンスに基づく歯周組織再生治療の現状と未来」が佐藤聡 新潟歯学部歯周病学講座教授より再生治療の歴史と現状の説明があり、11月9日に中医協で保険適用が承認された歯槽骨の欠損の治療に効果がある「リグロス歯科用液」にも触れた。質疑応答では活発な質問と討論があり閉会となった。
　記念撮影会の後、宴会場で懇親会が開催され、ピアノとバイオリンの演奏会がある優雅な懇親会で親睦を深めた。そして晩秋の信州の夜は寒かった。

　8020運動の積極的な推進とともに、歯科医療への正しい理解促進を図ることを目的に展開しているベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2016（主催：日歯、協賛：株式会社ロッテ）の授賞式が「いい歯の日」の11月８日、リオオリンピック銅メダリストの三宅宏実さんと俳優の松坂桃李さんが「今年、最も笑顔が輝いた著名人」に選ばれた。
　また、写真家の浅井慎平氏を審査委員長に迎えたスマイルフォトコンテストでは、5281作品もの多数の中から「とびきりの笑顔写真」8作品を表彰。岸本浩加さん（岡山県）の「福笑い」がグランプリに輝いた。